• 女声合唱/オリジナル
  • 新刊

横山潤子:「百八歳まで」女声合唱とピアノのための

JPY: 800 yen

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編・著者名
作曲:横山潤子 作詩:ジョン・メイスフィールド 訳詩:吉田映子
判型/頁
A4判/20頁
JAN
4962864944899
ISBN
978-4-7609-4489-7
演奏時間
4分
発売日
2024.04.17

2011年8月、國學院久我山中学校音楽部委嘱初演作品。既刊の「笑いのコーラス」に収録されている無伴奏女声四部合唱のピアノ伴奏付き女声三部合唱版。コンクールの自由曲としても相応しい作品となっている。のびのびとしてかつ勢いがある作品で、中高生にも取り組みやすい。グレード:中級1. 百八歳まで  (4’00”)

 この「百八歳まで」は、中学生のコンクール自由曲として書いたア・カペラ女声版がオリジナルです(女声合唱曲集『笑いのコーラス』カワイ出版刊)。無伴奏でもあり、こりゃなかなかスタミナが要るわい、と書いた当初から思っていたところ、やはり…。それからほどなくしてオトナ混声の皆様に歌っていただく機会を得た際には、迷わずピアノ伴奏をこしらえました(混声合唱とピアノのための『いない いない ばぁ』カワイ出版刊)。その後、混声合唱曲集『笑いのコーラス』にはア・カペラ混声版を、それからさらに数年後、再び中学生の 今度は比較的少人数の女声チームさんのため、こちらも迷わずピアノ伴奏付き版に。それを機にコーラスパートも、従来のア・カペラ版よりご負担の少ないかたちに手直し、さらに後年それを自主改訂したのが、このピアノ伴奏付き女声三部版となります(長々すみません!)。

 横にはフレーズの息の長さ、縦にはリズムの切れ味、豊かさのほしい高音域、内声の存在感…さまざまな要素の織りなす心地よい流れを余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)に乗りこなせてこそ、この詩の世界は味わいを増してくると思います。ピアノという楽器とのコラボによって、よりパンチの利いた 広がりある景色を旅していただけるようだとよいのですが。

 これでこの「百八歳まで」も、“女声と混声” “ア・カペラとピアノ伴奏付き”のそれぞれが揃ったことになります。4つの「百八歳まで」は、伴奏の有る無しによる差違をはじめとして、書かれた時期を反映する楽譜上の多くの情報がそれぞれに異なっており、楽譜をお使いくださる皆様には混乱やご不便をおかけいたしますことと申し訳なく思っております。見比べてお使いくださる場合には、それらに残る迷いや煩悩、有るか無きかの学習の痕を発見していただくのも一興かも知れません。
横山潤子

横山潤子:「百八歳まで」女声合唱とピアノのための

JPY: 800 yen

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