- 女声合唱/オリジナル
- 新刊
池辺晋一郎:「いろはにほへとちりぬるを」女声合唱組曲
JPY: 1,700 yen
- 数量:
- 編・著者名
- 作曲:池辺晋一郎 作詩:谷川俊太郎
- 判型/頁
- A4判/40頁
- JAN
- 4962864944004
- ISBN
- 978-4-7609-4400-2
- 演奏時間
- 20分
- 編成
- P女3
- 発売日
- 2024.04.10
2024年4月7日、関西で活動する女性指揮者の会「25周年記念演奏会」にて委嘱初演(指揮:池辺晋一郎)。シンプルだが色々な表情を見せる言葉たちを、女声三部合唱(div.なし)で紡いでいる。全5曲。グレード:中級。1. にわ (3’40”)2. ほほえみ (2’20”)3. からだの中に (4’15”)4. みち (4’30”)5. 朝ゆえに (3’45”)
「女性指揮者の会」委嘱。指揮者の組織というものはあるが、これは単なる会ではない。関西で合唱を指揮する女性が集い、ともに歌うという、熱量の極めて高い稀有な形態だ。関西の音楽界の中心的存在だった故日下部吉彦氏(2017年逝去)がこの会を強く支持し、僕を導いた。それにより僕も共鳴し、2013年から特別顧問を務めてきた。その「女性指揮者の会」が、本年設立25周年を迎えた。14年に僕は、新川和江さんの詩による女声合唱組曲「千度呼べば」(カワイ出版刊)を書いたので、この曲は同会からの2度めの委嘱ということになる。 テキストを、谷川俊太郎さんの詩集から選んだ。詩集「朝のかたち」から4篇、「私が歌う理由」から1篇。いずれも「空に小鳥がいなくなった日」(サンリオ刊)所載。 平易に、時に少しニヒルに、時にやや揶揄的に、時にとても素直に、そして静謐なテンションを貫かせつつ、谷川さんの言葉たちが語りかけてくる。5篇のうち2篇に登場する「いろはにほへとちりぬるを」は、読む者に意識下の呟きを誘う。 谷川さんの詩による5作めの合唱作品となった。1作めの新川和江さんと併せ、日本詩壇の最長老お二人の詩に作曲したことになり、詩をこよなく愛する者として、自分の営為そのものに、感じ入っている。 池辺晋一郎 |
収載曲
池辺晋一郎:「いろはにほへとちりぬるを」女声合唱組曲
JPY: 1,700 yen
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