• 合唱教本

岩本達明:「合唱エクササイズ リトミック編2」(YANPA METHOD)

JPY: 1,000 yen

数量:
在庫:残りわずか
編・著者名
著:岩本達明
判型/頁
B5判/32頁
JAN
4962864928448
ISBN
978-4-7609-2844-6
シリーズ
合唱エクササイズ
発売日
2015.02.01
合唱団の練習のうち、前半のウォーミングアップの時間を利用して、合唱団のスキル向上のために簡単にできる著者秘蔵の練習メニューを公開。1ヶ月に1つの課題を決め、4回の練習でその課題を達成できるような練習メニューを考案している。
リトミックというと、子どものリズム学習のように思われがちだか、本来は身体運動を通じて総合的に音楽を学ぶものである。そこで本書は、手を叩くや歩く、といった簡単な身体運動を用いて、まず音楽の基本であるリズムを修得するところからはじめ、最終的には音楽表現を習得することを目的とする。
第2巻は具体的な楽曲を用いて簡単な合唱をしたり、基礎的なトレーニングとして用いたり、楽譜を深く読み取る方法を学びます。

第1章 合唱の基礎 1 「さくら」を使って
   第1週 「カノン」
   第2週 「しゃっくりカノン」
   第3週 「子音を指揮する」
   第4週 「指揮の左手効果」
   〈さくら〉
   リトミック・ワンポイント・エクササイズ「ひとり左右」

第2章 合唱の基礎 2 「故郷」を使って
   第1週   「カンニング・ブレス」
   第2週   「クルーシス・メタクルーシス・アナクルーシス」
   第3週   「平行した音を重ねる」
   第4週   「ハーモニー・ダンス」
   〈故郷〉
   リトミック・ワンポイント・エクササイズ「ふたり左右」

第3章 合唱の基礎 3 「喜びの歌」を使って
   第1週   「日本語で歌おう」
   第2週   「複合拍子」
   第3週   「強弱記号」
   第4週   「メロディーライン」
   〈喜びの歌〉
   リトミック・ワンポイント・エクササイズ「補足リズム」

第4章 シアター・ピースをつくろう
   第1週   「さくらバイリンガル」
   第2週   「追分様式」
   第3週   「わらべうた発掘」
   第4週   「シアター・ピース」
   〈箱根の春〉

岩本達明プロフィール

国立音楽大学教育音楽学科第類を卒業。大学在学中から数多くの合唱団の指揮者、伴奏者として活躍する。合唱指揮をサボー・デーネシュ氏、大谷研二氏に師事。1989年、ポーランド・ドイツに合唱指揮者として招待される。1997年、新作オペラ「かわさきふるさとオペラ」の初演指揮者に抜擢される。1998年と2002年、ハンガリーにおいておこなわれたカンテムス国際合唱コンクールに出場し金賞・グランプリを獲得する。2002年、三善晃作曲のオペラ「遠い帆」の合唱指揮者として、再演に貢献。この年より、全日本合唱センターの講師も務める。2003年度より使用されている高校の音楽教科書(音楽之友社)の執筆者。現在も各地の講習会講師やコンクールの審査委員を務めるかたわら、数多くの合唱団・オーケストラの指導を手がけ、東京交響楽団、シエナ・ウィンド・オーケストラ、横浜シンフォニエッタ等を指揮し好評を博す。なかでも2009年末の文化庁事業における神奈川フィルハーモニー交響楽団との「第九」では、チケット完売の中、感動的な演奏を繰り広げた。「教育音楽」(音楽之友社)をはじめとする教育雑誌等に多くの原稿を寄稿しており、2011年度の全日本音楽教育研究会高等学校部会の研究集録には授業実践事例が掲載されている。日本ダルクローズ音楽教育学会会員、日本音楽教育学会会員。
 


 

 グレード:初級
<まえがき>
 この本は、これまでの合唱練習に、〈リトミック〉の視点から新たな提案をおこない、多様な表現を視野に入れ、日々の合唱練習をより充実したものにし、合唱団員の力量をアップすること、そして指導者のヒントとなることを目的に執筆しました。
 〈リトミック〉とは、身体運動を通して総合的に音楽を学ぶ、エミール・ジャック=ダルクローズ(1865~1950)が提唱した音楽教育法です。日本導入期には舞踏や演劇にも応用され、幼児教育のみならず、運動生理学の分野にも踏みこみ、障害児教育や高齢者のための現場でも実践されています。
本書は、各章ごとに学ぶ項目を設定し、その中にある音楽の要素に注目し、焦点を当て、具体的な実習を進めてゆきます。
 また、各章の間に、簡単に実践できるリトミックのエクササイズのコーナーを設け、合唱練習の気分転換を兼ねて、リズムのトレーニングができるようにしています。
 私は、世界中の音楽仲間や生徒達から「やんぱ」というニックネームで呼ばれています。その由来は、第1巻の第1章第3週に書きましたが、まさしくリズムを学ぶときの言葉ですので、「やんぱメソッド」と名付けさせていただきました。

 本書の具体的な使い方ですが、毎週15分ぐらいの時間をあて、1ヶ月で1章がマスターできるように構成してあります。合唱練習の導入時のご利用はもちろんのこと、個人練習や読み物としても、また学校の授業で使用して頂いても結構です。
 第2巻では、具体的な楽曲を用いて、簡単な合唱にしたり、基礎的なトレーニングとして用いたり、楽譜を深く読みとる方法も学びます。

 そして、第1 巻でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、指導者の言葉を『 』で書いてあります。どうぞ、意識的にお読み頂ければと思います。
 音楽という、言葉にならないものを文字にするという作業は、とても難しいことであります。また、音楽の空間、そしてその運動性について言及することも至難の業ですが、その思いを汲んでいただき、皆様の音楽がより豊かなものになれば幸いです。
 
岩本達明

著者インタビュー

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